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2021.05.26

金沢市は2つの台地と2本の川が作った平地(及び河岸段丘)からなる街で、台地と平地を行き来するためにたくさんの坂がある
「坂の街」となっています。

そして、台地から流れ落ちる名前の無い滝も市内の至るところにあったりします
その中でも「滝」と呼べるかどうかの小さな小さな滝がホテル近くにありますのでご案内致します!!!

ちなみに国道359号線に並行した住宅街の通りなのですが、こちらは旧北国街道となります。
ホテル前の交差点に立派な石柱が

「石川縣十名所義経旧跡鳴和瀧」
 

石川県の十名所ということで?期待が高まります
細い道幅を緩やかに上ると鹿島神社が見えてきます。


 

階段を上る手前で滝のせせらぎが聞こえてきます。鹿島神社の境内に古い石柱も立っていました。
加賀の国の守護・冨樫介と源義経一行が、この滝の上で酒宴を催し、弁慶が舞いながら謡ったといわれています。

弁慶は「鳴るは瀧の水 日八照るとも絶えずとうたり」と謡っています

ここから、この地域一帯の鳴和町やなるわ滝の由来となっているわけです。
義経が兄頼朝に追われ一時の安らぎを覚えたであろうかと考え深いものがありますね。

境内からは2本の水が流れ落ちる様子が見られます。
境内の階段からは金沢市街を一望できました。
遠く日本海を望みながら、源義経弁慶一行は休憩したのかもしれませんね。
日本一小さい滝でないか?と思いながらも、歴史とロマンを感じた「なるわ滝」でした。
  • 日本一小さいといわれる「なるわの滝」

  • なるわの滝の由来に関する石碑

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