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2025.10.22

「継続だんご」は誕生以来122年もの長きにわたって愛される直江津を代表する銘菓です。
ほんのりとした甘さが特徴のお菓子です。

しかし、裏切りの銘菓でもあるのです。
では、何が裏切りなのか。
それは商品名にはじまります。
はじめに「継続だんご」の「継続」です。
継続と聞いて多くの人は、「継続は力なり」という啓蒙的なフレーズを思い浮かべるのではないでしょうか。
ところがこの「継続」は、122年前の米穀取引所継続を記念した実利的な意味なのです。

次に「継続だんご」の「だんご」の方です。
だんごと聞けばほとんどの人がもちもち食感を想像することでしょう。
しかし「継続だんご」はほろほろと口どけがよい食感なのです。それもそのはず、原料は米の粉ではなく、白あんなのですから。

ここに二つの裏切りが表面化しました。

ところで、「継続だんご」のほろほろと口どけがよい食感は、日本茶によく合います。
それはもちろん販売する側も承知で、直江津駅前に店舗を構える三野屋本店では、その場で買って食べると混雑時をのぞきサービスでお茶が提供されます。

しかしここでも予想は裏切られます。
通常お茶といえば煎茶や玉露や抹茶などを想像しますが、出されるお茶は「こぶ茶」なのです。
これで裏切りは三つになりました。

ここで「継続だんご」とこぶ茶の相性ですが、とても良いとの噂。
とても良いは美味しいと同義語です。
三段論法に当てはめれば、「継続だんご」は美味しいとなり、表現を変えれば「味は裏切らない」となりそうです。
これが四つ目の裏切りです。
「えっ、待ってくれ、裏切ってないじゃないか」そんな声が聞こえてきそうです。

しかし考えてもみてください。「継続」「だんご」「こぶ茶」と続けて三回も裏切っておきながら、「味」は裏切らないなんて納得できますか?
四回目も裏切ると思うのが人情ではないでしょうか。
つまり、裏切らないことが裏切りなのです。

何だか頭が混乱してきそうです。そこで一服。

もちろんお茶請けには「継続だんご」がおすすめです。

【本店】
〒942-0001 新潟県上越市中央1丁目1-11
営業時間:8:00~18:00

【エルマール店】 
〒942-0004 新潟県上越市西本町3丁目8-8 1F
営業時間:10:00~20:00

*2店舗ともホテル門前の湯より車で約10分
*店内飲食の際、サービスのお茶につきましては混雑時提供ができかねます。
 予めご了承いただき、ご利用くださいます様お願いいたします。

▼詳しくはこちら/
https://keizokudango.com/

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